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コンセプト

Spirit of the place ~土地の精霊たち~

私が1993年に(随分昔ですね)イギリスのガーデンデザインの学校に入ったとき、恩師が授業の最初に言ったのがこの言葉でした。 

それぞれの土地、家屋には必ずそこにしか存在しない空気(精霊)がある
それをどれだけうまく感じ取って庭をつくることができるか、それができたときのみ庭は美しく心地よい空間になり得るのです。

自宅主庭

庭をつくるということ

イギリスで庭の勉強をしたと聞くとまわりの人は、「じゃあイングリッシュガーデンを作るのですね」とよくいわれます。
しかし、私はイングリッシュガーデンという形は学びませんでした。イギリスではこういうのがイングリッシュガーデンで、こうゆう風につくりなさいとは一切言いません。
まず、私達はクライアントの要望を聞きデザインをします。その時に教師が注意するのはそのデザインや植栽リストが施主の要望とあっているか、そこに適した植物か、構造的に危険がないかということだけです。
庭をつくるというのは専門的な知識を持つ人間が、庭に対する思いはあるけれど明確なかたちがはっきりしない人(施主)の気持ちをくみとり、その土地の持つ空気を読んで明確なかたちにする事だと思います。その意味では洋風、和風という枠は存在しないと思います。
そして完成したときに、施主は自分が思ったとおりではなく、それ以上のものができたと感じてくれたなら、その庭はきっとここちよい空間になっているのではないでしょうか。
私がイギリスで学んだのは、この 「 庭を造る精神 」 だと思っています。